毒親に育てられた娘

精神を病んでから考えたこと。家族。やまい。いきること。

サンタクロースはどこだ!?

ついこの間までハロウィンでかぼちゃ一色だったのに、、、もう街中赤と緑色だらけです。 クリスマスですね。 ケーキは年々種類も増えたり、なんだか物凄くお高い細かい細工が施されたデコレーションケーキが通販で手に入ったり。 イルミネーションに命をかけているようなテーマパークやらお店やこじんまりとした駅前の広場にすら電飾がキラキラピカピカ。 クリスマスは結婚記念日です。忘れないようにするためと多分そのあたりに結婚しましょうか。という流れになったからです。 個人的にはクリスマスよりハロウィンが好きです。殺人的な猛暑の夏がおわり秋めいて来た空気感とかぼちゃやコウモリや黒猫が主役になるって中々ナイ。あとおばけ。 しかし若者の仮装してバカ騒ぎをする=ハロウィンという風潮は… 町おこし的なイベントでヒラヒラテカテカの魔女やらプリンセスに扮したこどもが密集してるし、うら若きお嬢さんの間では血糊べったりのゾンビナースやらメイドやらアリスやら…露出度サービス満点のアニメ・ゲームのコスプレだったり。 仮装すればいいっしょ。っていう空気感は敬遠したい。 引きこもりのオバサンには縁遠いお話ですが。 クリスマスにケンタッキー・フライド・チキンは食べたく無い派です。骨付き肉好きじゃない。でも夫さんは大好物です。 結婚記念日、七夕とかにすればよかったかも… 年末ですしクリスマスは慌ただしいのです。 ーーーーー 子供のころ幼稚園でよい子にしてればプレゼントをくれるサンタクロースの映写をみました。 昭和うまれとはいえ、当時サンタクロースという名の心優しい親たちが子供を喜ばすために様々な工夫をしていたことは容易に想像がつきます。 サンタクロース=両親なんて思いも寄らなかったお馬鹿な私はサンタさんに手紙というか嘆願書を書いて枕元に置いておくことにしました。 前置きしますとうちの両親はこどもの成長や喜ぶことに見事に無関心な人達です。血の繋がりのある実子でさえもです。 手紙にはこう書きました。 『サンタさん。わたしはしろいねこのぬいぐるみとイチゴのリップクリームがほしいです。』 自分が良い子かどうかはさておき物欲にまみれた子供です…言い訳させてもらうと両親は子供の喜ぶものなんて買い与えてくれなかったのです。 翌朝、枕元に茶封筒が置いてありました。 正直???です。 そこにはサンタさんならぬ父親からの返事が書いてありました。父はかなりの癖字と悪筆なので子供の目にも一目瞭然なのです。 『サンタさんです。しろいねこのぬいぐるみとリップクリームはお母さんに買ってもらいなさい』 嫌がらせに近い、いつもの人を小馬鹿にした父のイタズラです。 鼻白んだ私はやさぐれて札でも入ってんのかと封筒を覗きましたが、勿論入っているはずもなく、くそみたいな手紙だけです。 ここでも父は子供である私の小さな夢や願望やサンタクロースはいるという望みをぶち壊しました。 無駄だと思いつつ母に、サンタさんから手紙来たんだけど。と見せました。 ふっ。どうせお父さんのイタズラでしょ。 手紙を見ると母は吐き捨てるように言いました。 物欲に変わりはないけれど、サンタさんはいる☆という夢をぶち壊したのは紛れもなく実の両親です。勿論プレゼントなんて貰えません。 サンタクロースはいないと悟った幼稚園児の私でした。 ーーーーーー ユーミンの“恋人はサンタクロース”は名曲ですね。 子供の時嫌いだったクリスマスは大人になった今やっとたのしめるようになりました。