毒親に育てられた娘

精神を病んでから考えたこと。家族。やまい。いきること。

やーっぱりね。。。

今年も海へ行くって… というサビの歌。

なんの比喩もなく陳腐な歌だよなあ…

と流行った当時から思っていた。

 

でもとにかくあいたいっていう気持ちの強さは感じていた。

 

恋人への歌っていう解釈だったから。

本人も世間的にも。

あいたいあいたいってなんのひねりもない歌詞に違和感を覚えていた。

 

でも今日のYahoo!ニュースを見て納得した。

作詞家の沢ちひろさんの亡くなったお母様にむけての歌だったのだ。

 

恋人は所詮他人だから多少昇華して表現したほうが楽だと思うの。

ただやみくもにあいたい!約束したじゃない!っていうんじゃなくて。これじゃあただの駄々っ子じゃん。

でも、母親を失った子の悲しみと捉えればすごくしっくりくる。

おかーさん!約束したじゃない!置いて行かないでよ!あいたいよ! これは残された子の当然の心の声だと思う。

手放しで愛し愛される関係ならこのくらいストレートな表現しか思いつかないよね…

 

恋人だったら… たとえば… 私がんばるから見守っていてね。的な表現がしっくりくる気がする。

だって恋人は無限の愛をくれる人とは限らないから。

 

お母さんとの思い出、別れの悲しみを思って作った曲が“恋人”との別れの曲になって大ヒットした。

結果オーライかもしれないけど、歌い手が悪かったね。

だって代表曲これしかないもん。 で、稼ぐためにテレビのバラエティ番組で替え歌されれば、、、そりゃあ不快だわーーー

しかも歌手自身が売れない今みたいな歌詞にしたんでしょ。

胸糞悪い…

 

作品を表現者に託すのが作詞家のお仕事だとは理解してるけど、今回の訴訟で沢さんの納得いく結果が出ればいいなと思います。

 

そして長年疑問だった恋人への歌ではなく母親を思う歌ということが分かって私的には良かった。